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建て替えとリフォーム、どちらを選ぶ?北海道の住宅で判断する5つの目安

建て替えとリフォーム、どちらを選ぶ?北海道の住宅で判断する5つの目安

築年数だけでは決められません

「築30年を超えたら建て替え」という言い方をよく聞きますが、 実際には同じ築年数でも状態がまったく違います。 雨漏りを放置した築25年の家より、手入れされた築45年の家のほうが健全なことは珍しくありません。

判断するなら、年数ではなく下の5つを見てください。

判断する5つの目安

1

基礎に、幅の大きいひび割れや傾きがあるか

建て替え寄り

基礎は、後から作り直すのがいちばん高くつく部分です。幅の大きいひび割れ、鉄筋が見えている、建物が明らかに傾いている——このどれかがあると、リフォームで直しても費用が伸びます。逆に、基礎が健全なら、上物はかなり自由に作り替えられます。

2

柱・梁・土台に腐りやシロアリの被害があるか

被害の範囲しだい

一部なら交換して直せます。ただし、水回りの下や、雨漏りが長く続いた場所は、壁を開けてみないと範囲が分かりません。「開けてから決める」ことになる部分なので、見積もりの段階で幅を持たせておく必要があります。

3

間取りを大きく変えたいか

変えたいほど建て替え寄り

壁を抜きたい、階段の位置を変えたい、水回りを別の階へ移したい——このあたりは、構造上抜けない柱や壁があると実現できません。逆に、いまの間取りにおおむね不満が無く、寒さと古さが問題なのであれば、リフォームで十分に解決できます。

4

断熱をどこまで上げたいか

上げるほど差が縮まる

壁の中まで断熱をやり直すとなると、内側か外側のどちらかを全部剥がすことになります。ここまでやると費用が建て替えに近づいてくるため、判断が分かれるところです。窓と天井だけで満足できる寒さなら、リフォームのほうが確実に安く済みます。

5

この家に、あと何年住むか

いちばん効く目安

10年なのか、30年なのか、次の世代に渡すのかで答えが変わります。短ければ、効く場所だけ直すほうが合理的です。長く住む、あるいは受け継ぐのであれば、構造からやり直す価値が出てきます。技術の話より先に、ここを決めていただくのが早道です。

北海道ならではの、もう一つの視点

本州ではあまり出てこない要素が、こちらにはあります。

仮住まいの時期

建て替えは、解体から完成まで住む場所が必要になります。 北海道では冬に基礎工事が止まるため、着工の時期を外すと工期が半年単位でずれます。 リフォームなら、住みながら進められる範囲があります。

除排雪と敷地の使い方

建て替えなら、雪の落ちる向き、置き場、車の出し入れまで含めて配置をやり直せます。 毎年の除雪がつらい、という理由が建て替えを選ぶ決め手になることもあります。

暖房費の差は、年数で積み上がります

寒冷地では暖房費の差が大きいため、断熱にかけた費用が長い年数で戻ってきます。 「初期費用が安いほう」だけで比べると、この部分が見えません。

決める前に、まず状態を見せてください

上の5つのうち、1・2はご自身では判断が難しい部分です。 床下と小屋裏を見て、基礎と構造の状態を確かめるところから始めます。

当社では、住宅の健康診断としてこの調査を行っています。「見た結果、リフォームでは無理だと思います」とお伝えすることもあります。そのほうが、後から後悔しないためです。

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