北海工務店
基礎知識/03(3/14)

金属サイディングの種類を詳しく!特徴・価格・選び方のポイント

金属サイディングの種類を詳しく!特徴・価格・選び方のポイント

要点まとめ

  • 住宅で使われやすい金属サイディングは「ガルバリウム鋼板」と「アルミニウム合金塗装板」。
  • 選ぶポイントは、予算・厚み(見栄え)・断熱/遮音・デザイン・汚れにくさ・保証・施工費用。
  • メリット:断熱性が高い/軽量で耐震性に寄与/耐久性がある/メンテ回数が少なめ。
  • デメリット:傷がつきやすい/傷から錆びることがある(塩害にも注意)。

金属サイディングの主な種類(住宅で多い2つ)

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛合金めっき鋼板をあわせた素材。

耐用年数は20〜40年程度です。

耐久性が高く、亜鉛の犠牲防食作用により錆びにくい特徴があります。 金属質でスタイリッシュな質感のため、モダンなデザインが好きな方に人気です。

アルミニウム合金塗装板

アルミニウム合金塗装板は、アルミニウム合金の板に塗装をした外壁材です。

耐用年数は40年〜50年ほど。

軽量で建物に負担が少ないため耐震性があり、錆びにも強いという特徴があります。 ガルバリウム鋼板よりも施工費用が高いことが多いですが、 メンテナンスが少なくて済む点がメリットです。

金属サイディングの選び方もチェック!

金属サイディングを選ぶ際には、予算やデザイン、耐久性などを考えて選びましょう。

予算で選ぶ

素材によって金額が変わってきます。1㎡の価格の差はわずかでも、 使う範囲が広いと合計金額の差も大きくなります。

金属サイディングの場合は厚みを増すごとに金額が上がりますが、 見栄えが良く美しい外見に仕上げるには15mm以上がおすすめです。

厚みが14mm以下のものは安価ですが、釘で壁面に打ち付ける必要があるため、 釘部分が錆びてしまうなど、早めのメンテナンスが必要になります。

また、予算で選ぶ際は、断熱性や遮音性がどの程度かの確認も大切。 あまり価格が安すぎるものは断熱性・遮音性に欠けてしまうこともあるので、 注意が必要です。

デザイン性で選ぶ

金属ならではのクールな印象のものだけでなく、温かみのあるものなども増えています。 近年は色のバリエーションも豊富で、木目やタイル調など見た目は金属に見えないような加工がされているものも多いです。

汚れを雨水で落ちやすくする加工がされている「セルフクリーニング機能」がついている製品もありますよ。

施工費用・保証も合わせて確認

サイディングそのものだけでなく、施工業者によって施工費用も様々です。 メーカー保証内容もそれぞれなので、決める前に合わせて確認・比較しておくと安心ですね。

価格はどう決まる?見積もりの内訳を知っておく

金属サイディングの工事費は、「1㎡あたりの材料の値段」だけでは決まりません。 見積もりを比べるときは、次の項目がそれぞれ入っているかを確かめると、金額の違いの理由が見えてきます。

見積もりに入る主な項目

  • 材料費:素材(ガルバリウム鋼板・アルミなど)、板の厚み、裏側の断熱材の有無、表面の加工(木目・石目・汚れにくい塗装など)で変わります。
  • 役物(やくもの):外壁の角や窓まわり、上下の端に使う専用の部材です。窓の数や建物の凹凸が多いほど増えます。
  • 下地:胴縁(どうぶち)や透湿防水シートなど、外壁材の裏に入る部分です。
  • 施工費:張り方(縦張り・横張り)や、建物の形の複雑さで手間が変わります。
  • 撤去・処分費:張り替えの場合は、既存の外壁をはがして処分する費用がかかります。
  • 足場・シーリング:別の項目として書かれていることが多い部分です。

㎡単価だけで比べると、役物や下地の違いが見えません。 同じ製品・同じ範囲で見積もりをそろえてから比較するのが確実です。

北海道の住宅で選ぶときのポイント

断熱材が裏打ちされた製品を選ぶ

裏側に断熱材が一体になった製品は、断熱性に加えて、表面が凹みにくく、雨音などの音も伝わりにくくなります。 雪が当たりやすい北海道の住宅では、凹みにくさも選ぶ理由のひとつになります。

通気層をとって、壁の中の湿気を逃がす

外壁材の裏に空気の通り道(通気層)をとる「通気工法」にすると、壁の中に入った湿気を外へ逃がせます。 寒冷地では壁の中の結露を防ぐうえで大事な考え方です。 断熱と結露の関係は北海道の断熱リフォームの記事で詳しく解説しています。

雪が当たる面を想定しておく

屋根からの落雪が当たる面や、除雪で雪を寄せる側の外壁は、凹みや傷が出やすくなります。 傷んだ部分だけを取り替えられるよう、同じ製品の予備を少し残しておくと、後の補修で色が合わないという心配を減らせます。

海に近い地域は、塩害を前提に

沿岸部では、ガルバリウム鋼板でも切断面や傷からサビが出やすくなります。 サビに強いグレードの製品やアルミ系の外壁材を検討し、定期的な水洗いを前提にしておくと安心です。

金属サイディングのメリット・デメリットも紹介

メリット

  • 断熱性が高い:金属サイディングは断熱材と一体となっており、熱伝導率が低い素材です。 暑さ・寒さを遮断する効果がしっかりとあります。
  • 軽量である:比較的軽い素材のため建物への負担が少なく、地震などの揺れの影響も受けづらく耐震性が高い素材といえます。
  • 耐久性がある:窯業サイディングなどと比べ、ひび割れなどが起きにくく劣化が目立ちにくいです。 また水分を吸収する素材ではないため、寒冷地での凍結による内部劣化の心配も少ないとされています。
  • メンテナンスが少なく済む:窯業サイディングは7〜10年ごとに塗装が必要なものが多い一方、 金属サイディングは10〜15年ごとの塗装でOKなことが多く、費用を抑えやすいです。

デメリット

  • 傷がつきやすい:外からの衝撃では傷がついてしまうので注意が必要です。 家の周りに倒れやすいものを置かないなど、できる範囲で対策しておくと防ぎやすくなります。
  • 錆びてしまうことがある:錆に強い素材とはいえ、少しの傷から錆びてしまうこともあるので、 定期的に錆びがないか確認しておくことも大切です。 海の近くでは潮風などの影響による塩害にも注意が必要です。

金属サイディングの特徴を知って種類を選ぼう

サイディングには「金属系」「窯業系」「木材系」「樹脂系」の4種類あります。

金属系の中でも、ガルバリウム鋼板、塗装溶融亜鉛めっき鋼板、アルミニウム合金塗板、ステンレス鋼板の大きく4つの種類があり、 住宅では「ガルバリウム鋼板」と「アルミニウム合金塗板」が使われることが多いです。

金属サイディングは比較的軽いため、「カバー工法」という既存の外壁の上から取り付ける方法が可能です。 今あるサイディングを外す必要がないため、施工期間も短く済ませることができます。

選ぶときの比較ポイント(チェックリスト)

  • 予算(素材・厚み・施工範囲で総額が変わる)
  • 厚み(見栄え重視なら15mm以上)
  • 断熱性・遮音性(安価すぎる製品は要確認)
  • デザイン(色・木目/タイル調・質感)
  • 汚れにくさ(セルフクリーニング機能など)
  • 施工費用・施工品質(業者で差が出る)
  • メーカー保証(内容を比較)

金属サイディングのメリットは、遮熱性が高い、軽量である、耐久性がある、メンテナンスが少なく済むこと。 デメリットは、衝撃などにより傷がつきやすいこと、錆には注意が必要なことが挙げられます。

それぞれの特徴をふまえて、理想に合ったサイディングを選べると良いですね!

カバー工法と張り替え、どちらを選ぶ?

カバー工法が向いている場合

既存の外壁の上から新しい金属サイディングを張る方法です。撤去や処分の費用がかからず、工期も短く済みます。 今の外壁に大きな浮きや下地の傷みが無く、雨漏りもしていないことが前提です。

張り替えが向いている場合

雨漏りの跡がある、外壁が浮いている、凍害で外壁材がもろくなっている——こうした場合は、 上から覆うと傷みを閉じ込めてしまいます。外壁をはがして下地を確かめ、必要なら直してから張ります。 壁の中の断熱材を入れ直せるのも張り替えの利点です。

それぞれの費用の目安は、外壁のひび割れの原因と補修の記事にまとめています。

よくある質問

Q. 北海道の住宅なら、ガルバリウム鋼板とアルミのどちらがいいですか?

一般的な住宅では、価格と性能のバランスからガルバリウム鋼板が多く使われています。 海に近い、メンテナンスの回数をできるだけ減らしたい、といった条件があればアルミ系も候補になります。 立地と予算、何年住む予定かで決めるのがおすすめです。

ご自宅の場合はどうか、気になったら

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