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お風呂の交換・お風呂工事に使える補助金は?札幌の場合もご紹介!
寒い、滑りやすい、段差が気になるなど、お風呂に関するお悩みはありませんか?
これらのお悩みを解決するためのリフォームには、各種補助金が使えるかもしれません。
お風呂のリフォームは費用が高額になりがちなので、利用できる補助金はしっかり活用していきたいですよね。
今回は、お風呂の交換やお風呂工事に使える補助金について解説します。
札幌市で利用できる補助金についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
補助金が使えるお風呂工事の例をご紹介!
はじめに、どのようなお風呂工事が補助金の対象になるのか、簡単にご紹介します。
対象となるのは、主にバリアフリーやエコ・省エネ関連のリフォームです。
バリアフリーの対象としては、次のような工事が挙げられます。
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手すりを取り付ける
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入口を引き戸にしたり広くしたりする
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床を滑りにくくする
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段差をなくす
エコ・省エネ関連としては、次のような工事が該当します。
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断熱効果の高い浴槽や窓、ドアに交換する
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給湯器を高効率の機器に交換する
また、劣化に対するお風呂リフォームについても補助金の対象となり、例えば新たなユニットバスへの交換などが挙げられます。
お風呂の交換やお風呂工事で使える補助金は?札幌の場合もご紹介
お風呂のリフォームで利用できる補助金には、以下の3種類があります。
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国の補助金事業
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自治体の補助金・助成金
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介護保険
申請の難易度が低い順に、一つずつ具体的に見ていきましょう。
1 介護保険
要介護・要支援認定を受けた方が住む住宅の場合、介護保険を利用してお風呂リフォームができます。
お風呂のリフォームで対象となるのは以下のようなものです。
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手すりの取り付け
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段差の解消
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滑らない床への変更
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引き戸などへの扉の取り替え
また、下地補強や給排水工事、柱の改修など、付帯する工事も支給対象になります。
支給限度基準額は、要支援・要介護の区分にかかわらず定額で、利用者1人につき上限 20万円までです。
トータルで上限内の金額に収まれば良いので、例えば1回目の工事で3万円、2回目の工事で8万円、3回目の工事で7万円というように、分けて活用することも可能です。
また、所得に応じて7~9割が支給されるため、9割であれば10万円の工事の場合、支給は9万円となります。
要介護状態の区分が3段階上昇した場合や転居した場合は、再度20万円の支給限度基準額が設定されます。
2 自治体の補助金・助成金
お住まいの市区町村での、独自の補助金・助成金の制度もあります。
利用できる条件や支給される金額はそれぞれの制度で異なるので、各自治体のホームページや窓口で確認してくださいね。
ここでは札幌市を例に出し、「札幌市住宅エコリフォーム補助制度」についてご紹介します。
この制度は、札幌市内に本社・本店がある業者を利用して、住宅の省エネ化やバリアフリー化を行う札幌市民が対象となる制度です。
戸建て・共同住宅(住戸部分)の工事が対象で、申請時に札幌市民であり、工事完了報告時に補助対象の住宅を所有しているか居住している方が申請できます。
対象となるのは、3点をすべて満たす工事です。
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補助金額の合計が3万円以上
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総工事費(税抜)が30万円以上
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令和5年4月1日以降に工事契約を締結し、令和6年1月31日までに完了
お風呂のリフォームでは、ユニットバスの設置を伴う浴室の全体改修が対象となります。
対象となるのは、以下のいずれかに該当する工事です。
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浴室内寸面積が0.2㎡以上増加する
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浴槽のまたぎの高さが5cm以上低下する
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入口の段差が5mm以上低下し、見切り等を含めて段差が5mm以下になる
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タイル床から滑りにくい床への改修
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高断熱浴槽(湯温の低下が4時間で2.5℃以内)への改修
また、改修後に壁面の手すり(浴槽内の手すりは含まない)が1カ所以上設置されていることが条件で、1カ所につき9万円が補助されます。
補助金の交付額は、補助の対象となる工事ごとに札幌市が定める補助金額の合計で総工事費(税抜)の10%、または50万円のいずれか少ない額が上限となります。
対象条件や申請方法など詳しくは札幌市住宅エコリフォーム補助制度のパンフレットをご覧ください。
3 国の補助金事業
お風呂のリフォームに利用できるのは、2023年5月現在、住宅省エネ2023キャンペーンの補助金事業3つです。
給湯省エネ事業の対象となるのは、高効率給湯器の設置です。
対象の高効率給湯器には、家庭用燃料電池(エネファーム)、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機)、ヒートポンプ給湯機(エコキュート)の3つがあります。
先進的窓リノベ事業は、窓の断熱改修(内窓の設置、外窓の交換、ガラスの交換)が対象です。
こどもエコすまい支援事業については、次で詳しくご紹介します。
どの補助金事業も、2022年11月8日以降に着手された工事が対象です。
交付申請は2023年3月31日から予算上限に達するまで(遅くても2023年12月31日)となります。
4 こどもエコすまい支援事業には特に注目!
「こどもエコ住まい支援事業」は、省エネ性能の高い新築住宅を取得する子育て世帯・若者夫婦世帯や、住宅を省エネ改修する世帯の支援を行う事業です。
リフォームについては、対象となる工事を施工業者に発注して実施する場合、すべての世帯が対象となります。
子育て世帯(18歳未満の子どもがいる世帯)・若者夫婦世帯(どちらかが39歳以下である夫婦の世帯)の場合、それ以外の世帯より、補助額の上限が高く設定されています。
対象となるのは、
①開口部の断熱改修、
②外壁、屋根・天井または床の断熱改修、③エコ住宅設備の設置、④子育て対応改修、⑤防災性向上改修、⑥バリアフリー改修、⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置、⑧リフォーム瑕疵保険等への加入です。
①〜③のいずれかが、必須となります。
お風呂工事で補助金を活用する際の注意点もチェック
・介護保険
介護保険を利用する場合、ケアマネージャーを通して申請しなくてはなりません。
まずケアマネージャーに相談して、「住宅改修が必要な理由書」を作成してもらいましょう。
要介護・要支援の認定を受けていない方は、お住まいの自治体の役所や地域包括支援センターに相談してください。
補助金が支払われるのは工事後なので、いったん全額を業者に支払うことになります。
事前にリフォーム費用を準備しておくことが必要です。
・自治体の補助金・助成金
自治体内の業者に限るなど、申請者だけではなく、施工業者にも条件がある場合があります。
業者を選ぶ前に確認して、要件に合う業者を探しましょう。
対象となる工事や工期、申請期間が限定されている場合が多いです。
また、予算が決まっていて、先着順や抽選で交付が決まることもあります。
申請は、早めに行いましょう。
・国の補助金事業
補助金事業の交付申請などの手続きは施工業者が行いますが、業者は事前登録が必要です。
登録事業者は、住宅省エネ2023キャンペーンの公式サイトで検索することもできますが、公表されていない事業者もあります。
依頼するリフォーム業者に、補助金を使いたいと伝えて相談してみましょう。
申請はすべての工事が完了した後に行うため、申請期間に間に合うよう、工期には余裕を持っておきましょう。
お風呂工事と一緒に行うのがおすすめのリフォームもご紹介
お風呂工事を行うときには、洗面室・脱衣所のリフォームも一緒に行うのがおすすめです。
洗面室や脱衣所は浴室に隣接していることが多いので、一緒に工事を行うと工期や費用を抑えることができます。
水回りのリフォームはセットになっているお得なプランも多いため、キッチンも一緒に行うのもありでしょう。
また、浴室と洗面室が近い場合はデザインなど、ある程度統一感があった方が馴染みます。
同じメーカーのものを選んだり、カラーをあわせて選ぶと、一体感出ておしゃれです。
水回りのリフォームを同じ時期に行うと、耐用年数や劣化具合も同じくらいになるため、再度リフォームする際にもあわせて行えるメリットもありますよ。
水回りのリフォームをお考えなら、ぜひご相談ください!
お風呂の交換・お風呂工事には補助金を上手に活用!
お風呂の交換やお風呂工事に利用できる補助金には、介護保険、自治体の補助金・助成金、国の補助金事業の3種類があります。
それぞれの制度で対象者や対象となる工事、工期、申請期間が限定されているので、確認してみてくださいね。
国の補助金事業の申請に必要な書類の作成には時間がかかるので、補助金申請の経験があり、人手に余裕のある大きめの業者がおすすめです。
自治体や国の補助金・助成金制度は、予算額に達すると申請の受付が終了したり、着工後には申請できなかったりすることがあります。
自治体窓口やリフォーム業者への相談は、早めにしておきましょう。
お風呂リフォームは、費用が高額になります。
なるべく費用を抑えられるよう、活用できる制度は上手に使いたいですね。
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